今回は
とあるカウンセラーの方がご利用された時のお話を。
彼女の感想がとても印象的な言葉にあふれていました。
安心感を得る、全身が繋がる感覚を得る。
そうした部分はこれまでの方と同じ感想だったのですが、
『あなたの施術にはサレンダーが繋がる』
とおっしゃったのです。
サレンダーとは「相手にゆだねる、執着を手放す」という意味。
続けて、
『自分で自分のコントロールを手放す感じ』
『その手放してもいいという感覚が
心の抑圧やブロックまでも外す力を感じる。』
そして
その上で、私が男性である事実が
私の特徴として
男性でありながら、施術やタッチに男性的な感覚を持ち込まず、
手の柔らかさは女性に近いのに、温かさや大きさに父性を与えることで、
『女性としてのセクシュアリティ(性のあり方)や女性性の解放にかなり効くと思う。』
とお話になったのです。
これは自分には気づかない表現でした。
執着とは無意識でも握っている物。
それを手放してしまってもいいと思える心地よさ。それを自分の施術の中で感じて、手放してくれている。
瞑想に導くことの行く末に、そういう視点があったのかと
とてもうれしい言葉でした。
ただ、
このお話を聞いても、私はそれを目的とするつもりはありません。
それを意識してしまったら、何かしらの私の執着がついてしまうからです。
瞑想的な感覚の中で、そういう結果としてその人が楽になる事はとても喜ばしい事です。
人によっては何かを得たり、人によっては何かを手放せたり。施術の意味をしって何を目的とするかは、来る人が自由に望むもの。
私が大事にすべきなのは、
とにかく、そこにはゆだねられる施術が存在している。
それをどなたにも提供できる事を毎回毎回、丁寧に繰り返す。
私はそういう役目です。

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