こんにちは。たれまゆです。
実は今回、家族感染から私もオミクロン株のコロナに感染し、
発症から10日間の自宅療養を行っていました。
幸い、症状は発熱は一晩で収まり、喉の痛みも5日程度で消えました。
後遺症もありません。
これはおそらくワクチンを打っていたおかげかと思います。
再開時には道具はすべて、洗浄・消毒を行いました。
また、自宅も消毒を行っています。
皆様には感染予防を引き続き徹底して施術を提供します。
その療養期間ですが
感染予防のために道具にも触れないため、練習もできず、
でも身体、特に意識はかなり元気に回復していまして、
とにかく、テレビやパソコンや読書しかできない日々でした。
そんな中で私はLINEの中にあるグループトークという機能に注目して
リラクゼーションについての掲示板を覗いてみたりしていました。
その会話の話題の中で、
「サウナで汗をかくことがデトックスかどうか」
という話をしているトークがあったのです。
私も驚きました。でも驚いたのはその事実ではなく、
「汗をかくことはデトックス」と当たり前のようにとらえて
テーマにしている世の中のセラピストがたくさんいる事でした。
私は理学療法士として
専門学校に3年間通わせていただいていますが
正直、そんな知識で話をするのは1年生レベルです。
国家試験の内容にはさまざまな教養を求める筆記試験があります。
それを逆にいえば、人の身体をいじるという事は
それだけの知識を知っていなければ資格はないという事です。
その施術自体の知識だけでなく、身体を知るという事。
その大前提にあるのが「解剖学」そして「生理学」です。
よくセラピストの方は「解剖学」については
施術のアピールのために、筋や骨の形や機能を取り上げる事がありますが
同じくらいに大事なのが「生理学」人が生きる仕組みの学びです。
デトックスという言葉を聞く時に
ちゃんと生理学を勉強している方ならば、その毒を輩出する仕組みも学んでいるはずです。
腎臓という臓器について、毒素をろ過する機能を学んでいて
腎臓(糸球体・尿細管)の機能は身体の中でそこにしか存在しない。
それを知っているだけでも、汗にデトックスの効果はない事は明らかです。
その仕組みをしっていれば、では自分の施術の意味はどのようにデトックス(腎臓)に関わるのか、意味をもって説明できるはずです。
しかし、前述したように汗をかく事がデトックスという
おかしな話を信じているという事
内臓の仕組みは基本中の基本の話。
おそらくその方たちは「生理学」を学んでいないのです。
セラピストたちが自分の施術を嗜好品として提供しているなら
ともかく、健康に導くというのであれば、
身体の仕組みを知らずに何を導けるというのでしょう?
施術で与える効果はどんなものであれ、その後のすべての日常に関わります。
そんな中で、私は少なくても自分の与える施術について
「不思議な力」とはいいません。
その方が感じる感覚が、不思議な今までにない体験だったとしても
与える側の私はその形に意味をもって理由をもって渡しています。
その結果に起こる効果も、自分の渡した意味からつなげていきます。
もちろん、施術後に起こった変化に対して
すべて答えがでるわけではありません。
しかし、不思議に起こったことではなく、必ず理由を伴って起きた事であります。
それを適当にしない事も大切な事です。
私が理学療法士として資格をもっているのは
「生理学」「解剖学」「病理学」などの知識を
ちゃんと一定レベルを達する程度学んでいるという証明でもあります。
いろいろな情報にあふれる社会の中で、
誠実にその方の疲れやストレスに労わる。
そのために「生理学」などの知識をまず土台に
お話できればと思っています。
ご来店お待ちしています。

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