Private Salon ~Taremayu's warm hands~

施術があたえる効果について

瞑想について

『瞑想』と『瞑想状態』

まず瞑想と聞いた時、どんなイメージがありますか?
ヨガを行ったり、座禅を組んだりすることで、心を”無”にする、でしょうか。
マインドフルネスで現在の心を整理することでしょうか?

「瞑想」と検索すると
瞑想は『自分で行うもの』という前提でどれも説明が始まります。
一般に瞑想とは
「瞑想状態」に自分がなる事という認識で使われていますが、
「瞑想状態」は他社が引き起こすことはできないのでしょうか?

その深い「瞑想状態」のような半眠半覚でまどろんでいただくこと
が当店の施術で目的にしている一つです。

瞑想状態とは?

目覚めと眠りの中間の状態、意識と無意識の狭間の状態、
それがまどろむという状態です。
例えば、眠りのはざまで
自分のイビキを自覚しているような経験はありませんか?

瞑想状態になると、人間は「シータ波」という脳波が出ます。
シータ波が活性的に出ている時には
脳内の海馬という 記憶形成に関わる部位が活性化します。
また、シータ波は、
アルファ波よりも深いリラックス状態ででる脳波でもあります。
つまる、瞑想状態とは記憶を整理し、リラックスしている状態なのです。
また、施術によりあたえられる瞑想状態はよりレム睡眠といわれる
夢をみるような眠りの領域に近く、脳の血流が普段よりも活性化します。
血流の促進により栄養と酸素が運び込まれて、二酸化炭素と老廃物が回収
され、ホルモンも運び込まれていきます。

パソコンの作業では「デフラグ」という作業があります。
データを記録を整理して、コンピューターの処理をスムーズにすることです。
脳も同じ事がいえます。
瞑想を行うことで脳内の記憶が整理されて、脳の働きもスムーズになります。
「疲れにくくなった」、「集中力が増した」
「イライラや不安が消えた」、「緊張下でも冷静でいられるようになった」
コロナなど、昨今さらにストレスがかかりやすい社会に生きる中で
瞑想によって脳をメンテナンスする事はとても有益な時間であると考えます。

自分で瞑想する事との違い

ヨガをする、座禅をする、マインドフルネスを実行する事でも
瞑想状態になることはできますが
実際、それをするためには教室に通ったり、
自宅に道具をそろえたり、方法を学ぶ必要があります。

本当に忙しい方や、疲れている方がそれを実行するのには
大きな意志・行動の力が必要となります。
また、始めたとしても、どうやれば瞑想できるのか分からなかったり、
身体がこわばったり、緊張してしまうかもしれません。

そんな方にこそ、そんな不安もまるごと含めて、
施術者である私に身を任せていただき、
身体へのアプローチを通じて、
沸き起こるあらゆる感覚を味わってみてほしいです。

あなたの呼吸とともに、安心して身体を感じてください。

それをゆっくりと何度も繰り返すことで、
よりあなたらしい本質に気づき、無駄なものがそぎ落とされていきます。

瞑想の仕方がわからなくていいですし、無理に意識しなくてもいいです。
私が施術中に求めることは一つ。
日々忙しくしている自分に、非日常的なひと時を過ごすことを許してみてください。
そうして施術を終えた後の変化を楽しんでいただけると幸いです。

自律神経について

自律神経は、自分の無意識に働くあらゆるものを
コントロールしている脳と神経の器官です。
そして日常を保つために回復する力をコントロールしている
器官でもあります。
神経は信号を伝達する部位。
実際にコントロールしているのは脳(視床下部)です。
それ故に感情や感覚を感じる中に生まれるストレスに左右されます。

自律神経が乱れると、
内臓の動き、血流・血圧、筋肉の緊張のコントロールが狂ってしまい、
頭痛、肩こり、腰痛、頭痛、動悸、めまいなどにつながっていきます。
日常の不調を感じる要素に自律神経は大きくかかわっているのです。

自律神経のコントロールとは?

自律神経は、起きて活動している時間帯活性化する交感神経と
リラックス時や夜に寝ている時間帯に回復するため活性化する副交感神経があります。
交感神経と副交感神経は常に両方とも24時間働いています。
それぞれの神経の役割が、その人の現在の行動にあったバランスで
呼吸や血の巡り、内臓や脳の働きをコントロールする。
そうした働きが免疫にも関わり、疲労した身体の回復もする。
そうして健康を維持しているのです。

自律神経とは自意識と別に働いています。
なので自分の意志で 血圧調整や、 内臓を動かしたり、
無自覚の緊張を緩めることはできません。
そうして起こった身体の異変には
治療という手段で薬や処置で身体を修理しますが、
自律神経のバランスが治るわけではありません。

自律神経が乱れるとは

ではどうして
自律神経は乱れるのでしょうか?
現在社会は人間の力量を超えた文明が存在し、
それ故にその情報をたくさん脳で処理しています。


テレビ、スマホ、パソコン、音楽やコミュニケーション
あらゆる所に存在する広告、街のいろどり、スーパーやコンビニの陳列、

車の運転や、楽しみとしての娯楽など

それに適応するためには交感神経はより張り詰めた状態になります。
そんななかにすべて適応するとは
言い換えれば、ときに回復する機能を置き去りにして、
賢明に身体が適応して立ち向かっている状態なんです。

そうした時代だからこそ
回復する事をいかに意識して日常に取り入れているかが
大切になります。

自律神経を整えるとは

それぞれの自律神経に伴った働きを外的刺激で誘導することで
バランスをその行動に伴ったコントロールになるように
メンテナンスする事だと考えます。

私は交感神経優位な方に対して
アプローチする意味をふた通り考えています。

一つは生活習慣も含めて習慣を改善したい方。
その方には施術によって頭と身体の疲労を取り除き
深いリラックス状態を与え続けて
強い副交感神経優位の時間を過ごしていただき
夜の睡眠に対する副交感神経の作用が上手く働くようにする。
それをきっかけに
食事、睡眠という軸を立て直して、自律神経を中心に考えた生活のサイクルを整える手助けとして関わります。

もう一つは
生きる中の楽しみや
生きる上でやらなければならない事に一生懸命な方に
それ以上、自律神経のバランスが崩れないように
深く回復できる宿り木として存在する事です。

整えるといっても生き方が異なれば
自律神経の向かいあいも変わります。
その意志を尊重して手を差し伸べるのが
私のあり方だと思います。

深い呼吸について

自律神経が関わる機能で、その機能を自発的にコントロールして、眼で確認できるものがあります。
それが呼吸です。
息を吸うときは酸素をとりこみ、より活動する事なので交感神経
息を吐くときは二酸化炭素を吐き出した回復するので副交感神経が働きます。
また、内蔵のうごきに関わるお腹を意識して呼吸する事で副交感神経をより優位に導けます。これが腹式呼吸です。
この腹式呼吸をコントロールしたり、状態の目安として確認できる事が
サロンの中で自律神経に関わる大きな要素となります。


深い呼吸と聞いた時、深呼吸をイメージしている方は多いと思います。
しかし、腹式呼吸として実際、大きく吸っても肺の下にある

横隔膜が緩んで伸びないと十分な深い呼吸はできていません。
深い呼吸ができている事とはただ多くの空気を取り込むことだけでなく、
横隔膜の緊張が抜けている状態、つまりリラックスできている状態なんです。

人の理想の呼吸のペースは1分間に8-10回といわれています。
しっかりとした呼吸は、血圧や心拍数の正常化、疲労回復、活力増加などの
効果をもたらし、心にも余裕を与えます。


瞑想と自律神経と深い呼吸と

深い呼吸と自律神経は互いに関与しあうものです。
深い呼吸になればリラックスして、自律神経を落ち着けることができますし、
自律神経が落ち着けば、深い呼吸が得られます。
当院で行うマッサージは身体全体のリラックスがメインとなります。

身体全体のマッサージで血行の促進、筋肉のリラックス→深い呼吸となります。
また、施術独特の流れにより、全身の感覚が柔らかくつながっていく事を自覚していきます。
その感覚をきっかけに自分の感覚と向き合う瞑想状態につながっていくのです。

瞑想状態により、脳がメンテナンスされ、
心身のリラックスにより自律神経が整えられ、
深い呼吸により、血流、酸素の巡りもよくなり、身体・顔のむくみなども消えていきます。
浮腫みが消えることで身体も軽くなります。

施術自体の快感を楽しみながら、心身のメンテナンスを行える。
それが当店の施術の効果です。