Private Salon ~Taremayu's warm hands~

メディテーション・ボディワークの内容について

皆さんは「ボディワーク」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「ボディワーク」とは与え手の施術で与える『感覚』を通して
身体への認識を高め、身軽な身体へと導く手段をいいます。
揺らされながら、身体がほぐれていく感覚。
筋に沈み込みながら、こわばりがほどけていく感覚。
身体が緩むにつれて、頭と身体の緊張が消えていき、意識に向き合う感覚。
手先から背中、お腹、足先まで全身の感覚がつながる感覚。

そんな「ボディワーク」で与える感覚を感じながら
メディテーション、つまり瞑想しているような感覚に落とし込むのが当店の施術です。

内容の構成については
ロングストローク・メディテーション= ロングストローク + ストレッチ + 立体的なアプローチ
ロッキング・メディテーション= 身体・首周りのほぐし → 細かに繰り返されるロッキング
という組み合わせになっています。

※施術自体がもたらす効果についてはこちらをクリック

ここで、施術に組み込まれている内容についてご説明します。

その1 ロングストローク

ストロークとは触れた手が流れるように進む触り方。
エステや整体では、エフルラージュとか、
軽擦法と呼ばれている場合もあります。

ロングストロークは、その名の通り、
手先から背中、お腹、お尻、足先まで、全身くまなくオイルを使った
ストロークの流れが続いていきます。

トローク自体でも押し流される事に
安らぎとカラダのほぐれを同時に感じる事ができるのですが
それが全身すべてに繋がり続ける事が
残る記憶も場面場面で細切れにならず
ストーリーのあるまとまった大きな感覚として心に残り、

その途切れない心地よさが
瞑想的なまどろみへの道につながっていきます。

ゆったりとしたリズムの中で
脚から胴体・腕へとストロークをつなげるために
臀部なども通過していきますが
その代わりにデリケートなエリアは掛けシーツにて隠します。

また、触れられたくない境界も人によって変わりますので、施術前に事前に確認します。
まずはご体験ください。

その2 ロッキング

身体を揺らす事で
無意識に働いている身体を支える力みを外していく
他動的アプローチです。
身体をゆらゆらと揺らされると、
関節周囲を固めている筋の緊張が弱くなり、

全身の関節に連動して力みが消えていきます。
力みが消える事で無意識の警戒している緊張も消えていき
副交感神経が優位になります。

丁寧に揺らしの起点をずらして全身をめぐる事で
完全に身体全体が脱力された状態になり、

頭の感覚も身体の重さから切り離されたようになります。
ゆえにロッキング主体の施術は
より深い瞑想状態に落ちていきます。

みなさま、終わると一晩眠った後のようにすっきりとされます。身体の脱力感と頭のスッキリ感がとても気持ちいい施術です。

その3 シーツワーク

男性セラピストとして
一番安心をあたえるために大切にしている技術です。

当サロンでは、
施術ベッドの上に大きめの敷きシーツと

身体全体を覆う掛けシーツの二枚をつかって、
施術の形に応じた各部位の隠し方を作り出しています。

ロングストロークセッションでは
脚を曲げたり、腰をねじったりする場面もあります。
その時には掛けシーツを大きめのおむつのように
して
デリケートなエリアを包み、
またストロークをする部分だけ
肌をだして通り道をつくります。

また、シーツは包む癒しも与えます。
触らない間に冷えないために一部を包んだり、

瞑想を深めるために全身をくるんだり。
また、シーツで包んだ状態でストロークをかける事により、
安心で軽く優しい感覚を与える事もできます。

シーツの素材も天然素材のものを使用しています。
触れた時のやさしさ、柔らかさ、

そしてとても大切な透けない事。
それは実際にお確かめください。

その4 立体的なアプローチ

施術中に身体の感覚と向き合うためには、
自分の関節の動きの感覚をとりいれると、
より多彩に身体を認識できます。
また、姿勢を変える事で

全身をよりあらゆる方向から
ストロークできるようになります。
そのために、時に足を組んだり、

身体をねじったり、様々な姿勢や動きを構成しながら、
ストロークを行います。
長い時間の施術の場合、

姿勢が変わらない事の負担も大きくなります。
この立体的なアプローチにより、
より長い時間の効果も望むことができます。

その5 ゆったりと呼吸を深く導くリズム

瞑想的なまどろみに入り込むためには
呼吸がとても大事です。
最初、浅い呼吸をしている方は
ストロークのゆったりしたリズムに乗せられて
自然と深い呼吸に導かれます。
リズムは定期的なものでなく、
その呼吸に合わせて波のように変化も作ります。

もし、相手の背中・胸をみて、

呼吸が浅く早いときには
私の施術のリズムが速いのだなと、
呼吸によって私の施術に対する
利用者さんの言葉を受け取っているともいえます。

リズムに乗りやすいように
私の場合は音楽も利用しています。
しゃべる行為はどうしても覚醒を促してしまうので、
会話をできるだけ減らして、
音によって時に次の流れを予感
そわそわした構えをリセットしたりしています。

身体が安心するリズムをつくる事は大切な演出です。

その6 ストレッチ

理学療法的にはストレッチは
筋緊張の抑制だったり、血流増進だったり、
その部位に働きかける目的で用いられますが、

このサロンでの目的は、
関節の最終域まで動かす事で受容器に刺激を与え、
自身の身体的特徴を無意識に確認する事を
一番の目的にしています。

こうした刺激により、
より受け手が自分の身体の感覚に意識が移り、
さらに心理的にも筋緊張を解き放ちます。