あけましておめでとうございます。
私にとって去年は大きな分岐点になった年になりました。
個人サロンを開くという事、その目的。
私が前職で病院にてリハビリ患者様の対応をしていた時期。
病院という大きなコミュニティの中で
私は人を人として扱う事に対しては
患者さんに対しても、働く側に対しても
まずゆとりを持たせることがとても大切だと思ってきました。
しかし、スタッフに対しては
学ぶため、成長させるため、その人が治るため
いろんな理由で、必要以上の苦労をやりがいとして背負わせる。
そういう場面を何度と目にしてきて、
自分をやりがいという名目で無理を重ねて疲労を積み重ねて、
結果的にその仕事の恩恵を受ける利用者にも影響がでてしまう。
日常のコンディションを維持する事はとても大切です。
そんな中で、身体のケアという部分では
さまざまなサロンや整体で身体をほぐすケアをしていますが
来院する患者さんを目のあたりにする中で
私はより「脳のケアに結びつく身体の施術」がとても大切だと感じていました。
コロナ渦の時代の中で
より情報に敏感な世の中に代わっていき、
さらに仕事中でも家でも、スマートフォン、
スマート電化の発達により
私たちの脳には、毎日大量の情報を
常に頭に意識する世の中になってきています。
そもそも脳は五感を働かせながら
活動するだけで相当の疲労になるもの。
そこに多様な陳列のお店、たくさんの色が入り混じった街並み
テレビの(特にバラエティ番組の)派手なデザイン、
さまざまな音の重なり、においの重なり
人の群れ、それを背景に見るテレビや携帯電話の情報
脳は毎日疲労を積み重ねているのです。
身体と脳はつながりがとても強いもので、
脳とはすなわち心です。
脳が疲れれば、心も荒み、身体の苦しみはより強く感じていく。
まさに悪循環です。
しかし、身体が軽くなれば脳はケアできるわけでなく
脳を休める事には正しい方法を必要とします。
身体をほぐし、脳を空っぽにして
心地よさに包まれることでそれだけで楽な時間をつくり、
自意識、記憶と向かい合う時間を作る。
今年はさらに技術を磨き、新たな技術も習得しながら
今の時代にそった、
その人の宿り木、オアシスとしての存在になれるべく。
より様々な疲れに悩む人に開けた存在になりたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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